新聞が 読者の手元に届くまで
鳥栖、北九州の両工場では日々、新聞を印刷し、刷版の製版から印刷、そして発送の業務を一貫して行っています。
新聞が印刷され、読者の手元に届くまでの流れを紹介します。
取材・編集
新聞社では取材、執筆した原稿をもとに編集会議が行われ、編集者が紙面をコンピューターで作成します。
ここからが印刷工場
紙面受信・製版
完成した紙面は新聞社から高速通信回線で送られてきます。受信したデーターをCTPという製版装置でアルミニウム板に焼き付け、刷版を作ります。
輪転機
刷版を輪転機の版胴に装着し終えると、印刷開始です。カラー面には4枚の刷版を取り付けます。1時間当たり最高16万部の高速で新聞を刷ることができます。
給紙
新聞用のロール紙(巻取紙)は長さ約18㎞、重さ約1.1tもあります。紙庫から無人搬送機で輪転機の下に運び、取り付けます。巻取紙は自動で継がれます。
管制室
新聞社から送られてくるデータは、部数やページ数、印刷順などとともに、計画通りに印刷できるよう工程管理システムで進めます。
搬送
刷り上がった新聞は「キャリア」と呼ばれる搬送装置が自動でつかみ取り、発送部署へ送ります。
梱包
発送部門では注文部数を自動でカウントし、送り先の販売店名のラベルを付けます。そしてビニールで梱包してコンベアに載せます。
輸送
梱包された新聞がコンベアに載ると、宛名情報を読み取って発送場に送られます。そこで輸送車に積み込み、販売店に送り出されます。